ホントのコイズミさん
ホントのコイズミさん
Cover art by KIGI

本を開けば、新しい世界への扉が開く。小泉今日子さんの傍らにはいつでも本がありました。
自ら「本」と「本に関わる人たち」に会いに行き、語らい、紡いでいく……。自分という旅路を歩む者たちの止まり木的存在が、ポッドキャスト番組「ホントのコイズミさん」です。

#120 は2023年9月18日(月)夜 配信開始

#50

「韓国文学の翻訳者、斎藤真理子さんとのお話。」後編


今回のゲスト
斎藤真理子さん 韓国文学翻訳者。明治大学在学中に韓国語を学び始め、1991年より韓国・延世大学語学堂に留学。現在までに数多くの韓国文学を翻訳。2015年に共訳したパク・ミンギュの『カステラ』(図書出版クレイン)で第1回日本翻訳大賞を受賞。2020年には、第18回韓国文学翻訳賞の文化体育観光部長官賞を短編集『ヒョンナムオッパへ  韓国フェミニズム小説集』(白水社)で受賞。

前回からの楽しい会話が尽きず、今回も韓国文学の翻訳者・斎藤真理子さんとコイズミさんが、“韓国”についてたっぷりとトークしますよ。まずは、おふたりの好きな韓国ドラマや韓国映画についてから。韓国語を翻訳する斎藤さんは、字幕にも注目するそうです。

プライベートで読んでいる本、韓国文学の持つ個性、そして日本文化の個性と、どんどん話は膨らみます。斉藤さんの最新の翻訳書であるチョン・セランさんの『シソンから、』の内容や、『フィフティ・ピープル』をはじめとした作品のアートワークについても触れていきます。

今回も斎藤さんがおすすめする作品がたくさん登場しました。韓国文学にハマってしまいそう!

『シソンから、』に出てくる韓国の法事・祭祀(チェサ)の様子が分かる絵を斎藤さんが持ってきてくださいました。詳しくは聴いてみてのお楽しみ!

【今回のお話に登場した作品】
・小説
『高齢化家族』著/チョン・ミョングァン(문학동네)
『鯨』著/チョン・ミョングァン 訳/斎藤真理子(晶文社)
『シソンから、』著/チョン・セラン 訳/斎藤真理子(亜紀書房)
『保健室のアン・ウニョン先生』著/チョン・セラン 訳/斎藤真理子(亜紀書房)
『フィフティ・ピープル』著/チョン・セラン 訳/斎藤 真理子(亜紀書房)
『大邱の夜、ソウルの夜』著/ソン・アラム 訳/吉良 佳奈江(訳)町山 広美(解題)
『「知らない」からはじまる 10代の娘に聞く韓国文学のこと』著/(ま)&アサノタカオ(サウダージ・ブックス)
『アンダー、サンダー、テンダー』著/チョン・セラン 訳/吉川凪(クオン)

・映画
『ブーメランファミリー』(原題:『高齢化家族』)監督・脚本/ソン・ヘソン
『風花』監督/相米慎二 脚本/森らいみ
『チャンシルさんには福が多いね』監督・脚本/キム・チョヒ 

・ドラマ
『イカゲーム』監督・脚本/ファン・ドンヒョク
『天国の階段』演出/イ・ジャンス 脚本/パク・ヘギョン

番組では「ホントのコイズミさん」の為に書き下ろされた上田ケンジさんとコイズミさんの音楽ユニット「黒猫同盟」の音楽もお楽しみください。
<OA楽曲「異国の窓辺/黒猫同盟」>
<END TM「Un chat noire/黒猫同盟」>

「ホントのコイズミさん」ではリスナーの皆さまからの、お便りをお待ちしております。番組や本のご感想、今後の書籍化に期待することなど、なんでもOKです。お気軽にメッセージをお寄せください。

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パーソナリティー | 小泉今日子
1982年「私の16才」で歌手デビュー。以後、「なんてったってアイドル」「学園天国」「あなたに会えてよかった」「優しい雨」など数々のヒットを放つ。女優として映画、舞台などの出演も多数。エッセイなど執筆家としても活躍中。2015年より自らが代表を務める株式会社明後日ではプロデューサーとして舞台制作を手掛ける。映像制作プロダクション新世界合同会社のメンバーでもあり、2020年8月28日公開の外山文治監督「ソワレ」にアソシエイトプロデューサーを務めた。
株式会社明後日 – asatte Inc.

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