念願の『ピエタ』の原作者、大島真寿美さんを迎えて、後編。
「ホントのコイズミさん」第104回。今回のゲストは、引き続き小説家・大島真寿美さんです。舞台『ピエタ』の上演を控えて、おふたりが語り合います。後編の始まりは大島さんが子どもの頃のお話から。
大島さんが現在執筆されているのは1960年代末の伝説の少女漫画誌編集部を描いた『うまれたての星』。きら星のごとく名作が次々と誕生した1960年代〜1970年代の少女漫画雑誌。そこからふたりが読んできた偉大な漫画家の話へ。コイズミさんが今でもトラウマになっているホラー作品もあるそう!
大島さんに物語が生み出されるプロセスを訪ねると……「書いていておもしろいのは、思いがけない次の1行が出てくること」だそうです。コイズミさんがエッセイを書くときにも「正しい一行を書かないと次の一行が出てこない」感覚があるそう。ふたりの対話には文章を書く上でのヒントがたくさんありました。
2022年12月ライトアップされた名古屋城で行われた『満月の夜城朗読会』。名古屋の書店ON READINGが選書し、コイズミさんが朗読。寒空の中、幻想的な雰囲気が漂い、小説『ピエタ』の一節も朗読されました。大島さんも来場されました。コイズミさんはここで朗読がもつ可能性に改めて気が付きました。
【今回のお話に登場した作品】
書籍
『ピエタ』著/大島真寿美(ポプラ社)
『うまれたての星』著/大島真寿美(『小説すばる』で連載中 集英社)
『宙の家』著/大島真寿美(KADOKAWA)
『空気』著/大島真寿美(『宙の家』に収録 KADOKAWA)
『春の手品師』著/大島真寿美(『ふじこさん』に収録 講談社)
『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』著/大島真寿美(文藝春秋)
『おばちゃんたちのいるところ―Where The Wild Ladies Are』著/松田青子(中央公論新社)
『マイ・ラスト・ソング – あなたは最後に何を聴きたいか』著/久世光彦(文藝春秋)
『みんな夢の中 – マイ・ラスト・ソング2』著/久世光彦(文藝春秋)
『月がとっても青いから – マイ・ラスト・ソング3』著/久世光彦(文藝春秋)
『ダニー・ボーイ – マイ・ラスト・ソング4』著/久世光彦(文藝春秋)
『マイ・ラスト・ソング最終章』著/久世光彦(文藝春秋)
『白い影法師』著/美内すずえ(講談社)
映画
『少年たちの時代革命』監督/レックス・レン 2022年
『男たちの挽歌』監督/ジョン・ウー 1986年
『プロジェクトA』監督/ジャッキー・チェン 1983年
イベント・舞台
『満月の夜城朗読会』選書/ON READING
『マイ・ラスト・ソング』〜久世さんが残してくれた歌〜
『詠む読む』~坂元裕二の詠む言葉と満島ひかりは読む旅にでる~
【舞台『ピエタ』】
7月27日(木)〜8月6日(日)
下北沢・本多劇場
東京公演の後は、愛知、富山、そしてラストは、8月26日岐阜公演
https://asatte.tokyo/pieta2023/
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