ホントのコイズミさん
ホントのコイズミさん
Cover art by KIGI

本を開けば、新しい世界への扉が開く。小泉今日子さんの傍らにはいつでも本がありました。
自ら「本」と「本に関わる人たち」に会いに行き、語らい、紡いでいく……。自分という旅路を歩む者たちの止まり木的存在が、ポッドキャスト番組「ホントのコイズミさん」です。

#120 は2023年9月18日(月)夜 配信開始

#98

言葉に触れ、言葉について考える。
言葉に救われ、言葉によって知る、自分自身。


今回のゲスト
矢野利裕(やの・としひろ)さん 1983年、東京都生まれ。都内の中高一貫校に勤務する国語教員。サッカー部の顧問、兼監督も務めていた。「しばしばなされる『なぜ先生になろうと思ったのか』という質問に対しては、『GTOにあこがれて』と答えるようにしている」(本書より)。文芸・音楽を中心に批評活動をおこなっており、2014年「自分ならざる者を精一杯に生きる──町田康論」で第57回群像新人文学賞評論部門優秀作受賞。著書に『今日よりもマシな明日 文学芸能論』(講談社)、『コミックソングがJ-POPを作った』(P-VINE)、『ジャニーズと日本』(講談社現代新書)などがある。

引き続きゲストは『学校するからだ』の著者・矢野利裕さん。執筆中にコロナ禍となり、学校では、行事が軒並み中止、オンラインで授業が行われました。「学校では身体的な交流が大事」と考える矢野さんにとっては危機的な状況でした。

矢野さんが勤務する中学校では、課題図書を読んで、その内容について答える問題がテストで出るそう。そこで矢野さんはご自身が好きな西加奈子さんや、滝口悠生さんの本を選びます。実はもともとマンガばかりで活字を読んでいなかった矢野さんが、活字好きになったきっかけを与えてくれた人とは?

若者の活字離れが叫ばれる昨今。コイズミさん、矢野さんはどう感じているんでしょう? そして『ホントのコイズミさん YOUTH』のイベントでコイズミさんが出会ったZ世代のリスナーが語ったこととは? そこには希望がありました。

【今回のお話に登場した作品】
『学校するからだ』著/矢野利裕(晶文社)
『黄色いマンション黒い猫』著/小泉今日子(‎新潮社)
『ホントのコイズミさん YOUTH』編著/小泉今日子(‎303BOOKS)
『夜が明ける』著/西加奈子(‎新潮社)
『さくら』著/西加奈子(‎小学館)
『円卓』著/西加奈子(‎文藝春秋)
『死んでいない者』著/滝口悠生(‎文藝春秋)
『長い一日』著/滝口悠生(‎講談社)
『晩年』著/太宰治(‎新潮社)
『走れメロス』著/太宰治(‎新潮社)
『フリーダム・ライターズ』監督/リチャード・ラグラヴェネーズ 2007年
『バグダッド・カフェ』監督/パーシー・アドロン 1987年


「ホントのコイズミさん」ではリスナーの皆さまからの、お便りをお待ちしております。番組や本のご感想、今後の書籍化に期待することなど、なんでもOKです。お気軽にメッセージをお寄せください。

𝕏への投稿もお待ちしています!

書籍『ホントのコイズミさん』
第三弾「NARRATIVE」
2024年2月5日発売!
店舗限定特典あります!

パーソナリティー | 小泉今日子
1982年「私の16才」で歌手デビュー。以後、「なんてったってアイドル」「学園天国」「あなたに会えてよかった」「優しい雨」など数々のヒットを放つ。女優として映画、舞台などの出演も多数。エッセイなど執筆家としても活躍中。2015年より自らが代表を務める株式会社明後日ではプロデューサーとして舞台制作を手掛ける。映像制作プロダクション新世界合同会社のメンバーでもあり、2020年8月28日公開の外山文治監督「ソワレ」にアソシエイトプロデューサーを務めた。
株式会社明後日 – asatte Inc.

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