ホントのコイズミさん
ホントのコイズミさん
Cover art by KIGI

本を開けば、新しい世界への扉が開く。小泉今日子さんの傍らにはいつでも本がありました。
自ら「本」と「本に関わる人たち」に会いに行き、語らい、紡いでいく……。自分という旅路を歩む者たちの止まり木的存在が、ポッドキャスト番組「ホントのコイズミさん」です。

#120 は2023年9月18日(月)夜 配信開始

#97

CDやレコードでは味わえない音楽が、
学校では鳴っている?!


今回のゲスト
矢野利裕(やの・としひろ)さん 1983年、東京都生まれ。都内の中高一貫校に勤務する国語教員。サッカー部の顧問、兼監督も務めていた。「しばしばなされる『なぜ先生になろうと思ったのか』という質問に対しては、『GTOにあこがれて』と答えるようにしている」(本書より)。文芸・音楽を中心に批評活動をおこなっており、2014年「自分ならざる者を精一杯に生きる──町田康論」で第57回群像新人文学賞評論部門優秀作受賞。著書に『今日よりもマシな明日 文学芸能論』(講談社)、『コミックソングがJ-POPを作った』(P-VINE)、『ジャニーズと日本』(講談社現代新書)などがある。

約2か月ぶりの「ホントのコイズミさん」。新生活を迎える人も多い”春”ということで、今回のゲストは中学校の国語の先生であり、『学校するからだ』を上梓された矢野利裕さんです。教職だけでなく、文芸や、音楽に関する評論、ライターなど多彩な活動をされています。

中学時代には漫画『GTO』に憧れたという矢野さん。その後進路を決める際に『爆笑問題カーボーイ』や『東京ポッド許可局』などの深夜ラジオから勇気をもらった経験から、自分が興味をもっていることをたっぷり話すことができる職業として教師を選んだそうです。

またDJとして長くクラブシーンに関わっている矢野さん。DJの先輩たちにはコイズミさんと共通の友人も。彼らは、本や映画、アイドルなどカルチャー全般に造詣が深く、そんな素敵な大人たちから矢野さんは大きな影響を受けました。

『学校するからだ』は、先生と生徒たちが、言葉だけでなく身体レベルで交流する様子がいきいきと描かれています。「shhh…」と小声を発して返事をそろえるサッカー部員、スイングしたポップスを奏でる吹奏楽部、戸川純などパンクロックを聴いていた少女との交流などなど。コイズミさんは『この本がドラマになれば絶対に観る!』そうです。

【今回のお話に登場した作品】
『学校するからだ』著/矢野利裕(晶文社)
『介護するからだ』著/細馬宏通(‎医学書院)
『GTO』(全25巻)著/藤沢とおる(講談社)
『GTO』関西テレビ 火曜日 21時00分〜など 1999年
『湘南純愛組!』(全31巻)著/藤沢とおる(講談社)


「ホントのコイズミさん」ではリスナーの皆さまからの、お便りをお待ちしております。番組や本のご感想、今後の書籍化に期待することなど、なんでもOKです。お気軽にメッセージをお寄せください。

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パーソナリティー | 小泉今日子
1982年「私の16才」で歌手デビュー。以後、「なんてったってアイドル」「学園天国」「あなたに会えてよかった」「優しい雨」など数々のヒットを放つ。女優として映画、舞台などの出演も多数。エッセイなど執筆家としても活躍中。2015年より自らが代表を務める株式会社明後日ではプロデューサーとして舞台制作を手掛ける。映像制作プロダクション新世界合同会社のメンバーでもあり、2020年8月28日公開の外山文治監督「ソワレ」にアソシエイトプロデューサーを務めた。
株式会社明後日 – asatte Inc.

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