ホントのコイズミさん
ホントのコイズミさん
Cover art by KIGI

本を開けば、新しい世界への扉が開く。小泉今日子さんの傍らにはいつでも本がありました。
自ら「本」と「本に関わる人たち」に会いに行き、語らい、紡いでいく……。自分という旅路を歩む者たちの止まり木的存在が、ポッドキャスト番組「ホントのコイズミさん」です。

#120 は2023年9月18日(月)夜 配信開始

#94

ファンはアイドルにとっての戦友?!そして友達!


今回のゲスト
鈴木みのり(すずき・みのり)さん(左) 文筆家。高知県生まれ。ジェンダーやセクシュアリティの視点、フェミニズム、クィア理論への関心から、小説・映画・芸術などについてさまざまな雑誌やWEBメディアなどで論考を執筆。2018年、範宙遊泳の舞台『#禁じられた遊び』に出演。近刊に『「テレビは見ない」というけれど』(共著)。早稲田文学増刊「家族」号に短編小説を寄稿。現在新たに小説を執筆中。

和田彩花(わだ・あやか)さん(右) アイドル。群馬県生まれ。2009年アイドルグループ「スマイレージ」(後に「アンジュルム」に改名)の初期メンバーに選出、リーダーに就任。19年にアンジュルムおよびHello! Projectを卒業。アイドル活動を続けるかたわら、大学院でも学んだ美術にも強い関心を寄せる。特に得意な美術の分野は、西洋近代絵画、現代美術、仏像。2022年パリに留学。より身近に芸術に触れる日々をすごす。

今回もゲストは鈴木みのりさんと和田彩花さんです。引き続き、おふたりが特集編集を担当した『エトセトラ VOL.8 特集 アイドル、労働、リップ』について、さらに詳しく語っていただきました。

今回、事前に参加を募集した「アイドルの未来のためのアンケート」には、1300件以上の声が集まったそう! 〈現役アイドルの人・アイドル活動の経験がある人/現在もしくは過去にアイドルと仕事をしたことがある人/アイドルを応援したことがある人〉それぞれの方の回答は、アイドル・スタッフ側とファン側の間に意外なギャップがあったりして、興味深い結果となりました。今一度アイドルについて考えアップデートする、よいきっかけとなりそう。

コイズミさん、和田さん、鈴木さんの心の支えとなったものについて語らううち、話題は「美術館」に。3人とも日本を飛び出しパリやフィレンツェ、ニューヨークへ……いろんな美術館でアートに触れ、刺激を受けていました。

『エトセトラ VOL.8』のなかでコイズミさんのお気に入りだった「わたしの”アイドル”」というページは、おふたりにとってもこだわり企画だったそう。今回はできなかったけれど取り上げたかったテーマも含めて、内容についてお話してくださる声からは、この本に対する思い入れや愛の深さが伝わってきます。コイズミさんも「残していきたい」と感じたおふたりの渾身の一冊。ぜひ手にとってみてください!

番組では、上田ケンジさんとコイズミさんの音楽ユニット「黒猫同盟」による、「ホントのコイズミさん」のために書き下ろされた音楽もお楽しみいただけます。
〈OA楽曲〉巴里のおてんば娘/黒猫同盟
〈END TM〉Un chat noir/黒猫同盟

【今回のお話に登場した作品】
『エトセトラ VOL.8 特集:アイドル、労働、リップ』特集編集/鈴木みのり・和田彩花(エトセトラブックス)


「ホントのコイズミさん」ではリスナーの皆さまからの、お便りをお待ちしております。番組や本のご感想、今後の書籍化に期待することなど、なんでもOKです。お気軽にメッセージをお寄せください。

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パーソナリティー | 小泉今日子
1982年「私の16才」で歌手デビュー。以後、「なんてったってアイドル」「学園天国」「あなたに会えてよかった」「優しい雨」など数々のヒットを放つ。女優として映画、舞台などの出演も多数。エッセイなど執筆家としても活躍中。2015年より自らが代表を務める株式会社明後日ではプロデューサーとして舞台制作を手掛ける。映像制作プロダクション新世界合同会社のメンバーでもあり、2020年8月28日公開の外山文治監督「ソワレ」にアソシエイトプロデューサーを務めた。
株式会社明後日 – asatte Inc.

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