ホントのコイズミさん
ホントのコイズミさん
Cover art by KIGI

本を開けば、新しい世界への扉が開く。小泉今日子さんの傍らにはいつでも本がありました。
自ら「本」と「本に関わる人たち」に会いに行き、語らい、紡いでいく……。自分という旅路を歩む者たちの止まり木的存在が、ポッドキャスト番組「ホントのコイズミさん」です。

#120 は2023年9月18日(月)夜 配信開始

#78

演出家、俳優の木野花さん後編!
人生で何度も読み直すドストエフスキー!


今回のゲスト
木野花(きの・はな)さん 俳優・演出家。大学を卒業後中学校の美術教師となるが、1年で退職、上京して演劇の世界に入る。1974年に養成所時代の仲間5人と、女性だけの劇団「青い鳥」を結成。翌年に旗揚げ公演を行い、80年代の小劇場ブームの旗手的な存在になる。86年に同劇団を退団。2019年、映画『愛しのアイリーン』(吉田恵輔監督)で、第92回キネマ旬報助演女優賞を受賞。現在公開中の舞台『阿修羅のごとく』では、演出を手掛けている。

ゲストは引き続き、俳優・演出家の木野花さんです! 大学卒業後、中学校の美術教師になったものの、「職員室」という社会が肌に合わず演劇の世界へ飛び込んだ木野さん。なぜ演劇だったのか、「天職」というものに対する木野さんの考えに、コイズミさんも深く共感します。100%好きなことをやれる夢のような場所であり、純粋な思いの結晶だったと語る劇団「青い鳥」の時代の話も。

対談中、木野さんの「野性」がもたらす爆笑ハプニングが発生! そこから木野さんが野性的に「全開放!」するきっかけとなった、幼少時代のお話へ。そして木野さんがいちばん好きな作家だという、ドストエフスキーへと話は続きます。『カラマーゾフの兄弟』の魅力についての木野さんの語りは、思わず引き込まれますよ!

カラマーゾフに触れ、「何と思われてもいい、笑われても、失敗してもいい!」と思えるようになったという木野さん。同じようにコイズミさんにも若い頃、心が解き放たれた瞬間があったのだとか。笑いあり、深い話あり、ハプニングありの今回の対談。聴いているうちに木野さんのエネルギーを受け取り、心が「全開放!」して、すっきり元気になれること請け合いです!

番組では、上田ケンジさんとコイズミさんの音楽ユニット「黒猫同盟」による、「ホントのコイズミさん」のために書き下ろされた音楽もお楽しみいただけます。
〈OA楽曲〉巴里のおてんば娘/黒猫同盟
〈END TM〉Un chat noir/黒猫同盟

【今回のお話に登場した作品】
『カラマーゾフの兄弟』著/フョードル・ドストエフスキー
『罪と罰』著/フョードル・ドストエフスキー
『白痴』著/フョードル・ドストエフスキー
フラワーズ・カンパニープロデュース 舞台『カラマーゾフの兄弟』脚色・演出/木野花 1992年

モチロンプロデュース『阿修羅のごとく』

作:向田邦子 脚色:倉持 裕 演出:木野 花
出演:小泉今日子、小林聡美、安藤玉恵、夏帆/岩井秀人、山崎一

【東京公演】2022年9月9日(金)〜10月2日(日)
シアタートラム
https://setagaya-pt.jp/about/facilities/theatre_tram.html

【兵庫公演】2022年10月8日(土)〜10月10日(月・祝)
兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
https://www1.gcenter-hyogo.jp/


「ホントのコイズミさん」ではリスナーの皆さまからの、お便りをお待ちしております。番組や本のご感想、今後の書籍化に期待することなど、なんでもOKです。お気軽にメッセージをお寄せください。

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パーソナリティー | 小泉今日子
1982年「私の16才」で歌手デビュー。以後、「なんてったってアイドル」「学園天国」「あなたに会えてよかった」「優しい雨」など数々のヒットを放つ。女優として映画、舞台などの出演も多数。エッセイなど執筆家としても活躍中。2015年より自らが代表を務める株式会社明後日ではプロデューサーとして舞台制作を手掛ける。映像制作プロダクション新世界合同会社のメンバーでもあり、2020年8月28日公開の外山文治監督「ソワレ」にアソシエイトプロデューサーを務めた。
株式会社明後日 – asatte Inc.

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