ホントのコイズミさん
ホントのコイズミさん
Cover art by KIGI

本を開けば、新しい世界への扉が開く。小泉今日子さんの傍らにはいつでも本がありました。
自ら「本」と「本に関わる人たち」に会いに行き、語らい、紡いでいく……。自分という旅路を歩む者たちの止まり木的存在が、ポッドキャスト番組「ホントのコイズミさん」です。

#120 は2023年9月18日(月)夜 配信開始

#72

映画「空中庭園」でゾーンに入ったあの瞬間!


今回のゲスト
角田光代(かくた・みつよ)さん 1990年「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞を受賞しデビュー。96年『まどろむ夜のUFO』で野間文芸新人賞、2003年『空中庭園』で婦人公論文芸賞、05年『対岸の彼女』で直木賞、06年「ロック母」で川端康成文学賞、07年『八日目の蝉』で中央公論文芸賞、11年『ツリーハウス』で伊藤整文学賞、12年『紙の月』で柴田錬三郎賞、『かなたの子』で泉鏡花文学賞、14年『私のなかの彼女』で河合隼雄物語賞、21年『源氏物語』訳で読売文学賞(研究・翻訳賞)を受賞。著書に『キッドナップ・ツアー』『愛がなんだ』『さがしもの』『くまちゃん』『空の拳』『平凡』『笹の舟で海をわたる』『坂の途中の家』など多数。最新刊は5年ぶりの長編小説『タラント』。

今回のゲストはリスナーさんからのリクエストにお応えして、作家の角田光代さんです。お久しぶりの角田さんとコイズミさん。以前、読書委員でご一緒した時がおふたりのはじめましてでした。

コイズミさんが代表を務める「明後日」プロデュース、岩松了さんの『青空は後悔の証し』を観劇し、「今年いちばんぐらいに面白かった!」と話す角田さん。岩松さんの戯曲の独特な魅力について、コイズミさんと語り合います。

角田さん原作の映画『空中庭園』では、主演を務めたコイズミさん。映画が生まれるきっかけを振り返り、共演の大楠道代さんとの撮影中、「ゾーン」に入った体験談が語られます。そこから、まさかのタイミングでコイズミさんが「ゾーン」に入ったおもしろエピソードも!

角田さんの新刊は、『源氏物語』の現代語訳を完走し、じつに5年ぶりの長編小説となった『タラント』。読売新聞連載時の執筆秘話や『源氏物語』を手掛けることになったきっかけなど、その裏側もたっぷりうかがいました。「源氏前」「源氏後」で角田さんに起こった変化とは!? 後編もどうぞお楽しみに!

番組では、上田ケンジさんとコイズミさんの音楽ユニット「黒猫同盟」による、「ホントのコイズミさん」のために書き下ろされた音楽もお楽しみいただけます。
〈OA楽曲〉プロヴァンスで夜更かし/黒猫同盟
〈END TM〉Un chat noir/黒猫同盟

【今回のお話に登場した作品】
『青空は後悔の証し』作・演出/岩松了 2022年
『空中庭園』著/角田光代(文藝春秋)
映画『空中庭園』監督・脚本/豊田利晃 2005年
『もう一杯だけ飲んで帰ろう。』著/角田光代、河野丈洋(新潮社)
『タラント』著/角田光代(中央公論新社)
『池澤夏樹=個人編集 日本文学全集04 源氏物語 上』著/角田光代(河出書房新社)
『池澤夏樹=個人編集 日本文学全集04 源氏物語 中』著/角田光代(河出書房新社)
『池澤夏樹=個人編集 日本文学全集04 源氏物語 下』著/角田光代(河出書房新社)
『池澤夏樹=個人編集 日本文学全集08 日本霊異記/今昔物語/宇治拾遺物語/発心集』著/伊藤比呂美・福永武彦・町田康(河出書房新社)


「ホントのコイズミさん」ではリスナーの皆さまからの、お便りをお待ちしております。番組や本のご感想、今後の書籍化に期待することなど、なんでもOKです。お気軽にメッセージをお寄せください。

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パーソナリティー | 小泉今日子
1982年「私の16才」で歌手デビュー。以後、「なんてったってアイドル」「学園天国」「あなたに会えてよかった」「優しい雨」など数々のヒットを放つ。女優として映画、舞台などの出演も多数。エッセイなど執筆家としても活躍中。2015年より自らが代表を務める株式会社明後日ではプロデューサーとして舞台制作を手掛ける。映像制作プロダクション新世界合同会社のメンバーでもあり、2020年8月28日公開の外山文治監督「ソワレ」にアソシエイトプロデューサーを務めた。
株式会社明後日 – asatte Inc.

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