ホントのコイズミさん
ホントのコイズミさん
Cover art by KIGI

本を開けば、新しい世界への扉が開く。小泉今日子さんの傍らにはいつでも本がありました。
自ら「本」と「本に関わる人たち」に会いに行き、語らい、紡いでいく……。自分という旅路を歩む者たちの止まり木的存在が、ポッドキャスト番組「ホントのコイズミさん」です。

#120 は2023年9月18日(月)夜 配信開始

#66

色んな立場、暮らしの中から物語が生まれる!


今回のゲスト
岨手由貴子(そで・ゆきこ)さん 映画監督・脚本家。大学在学中、篠原哲雄監督の指導の元製作した短編『コスプレイヤー』が水戸短編映画祭、ぴあフィルムフェスティバルに入選。2009年には、文化庁委託事業若手映画作家育成プロジェクト(ndjc)で、初の35mmフィルム作品『アンダーウェア・アフェア』を製作。2015年、長編商業デビュー作『グッド・ストライプス』で第7回TAMA映画賞最優秀新進監督賞、2015年新藤兼人賞金賞を受賞。2021年、山内マリコの同名小説を映画化した『あのこは貴族』が公開。2022年配信のNetflixドラマ『ヒヤマケンタロウの妊娠』には脚本として参加している。

今日もゲストは映画監督の岨手由貴子さんです。脚本も書かれる岨手監督。現在Netflixで配信中の『ヒヤマケンタロウの妊娠』でも、全8話中3話の脚本を担当しています。

今回の脚本はいろんな立場の人たちが集まって作られたそう。属性や立場が違えば誰にでも生まれうる問題が提示されていて、既成概念や固定概念にとらわれずものを考えるヒントがもらえそうです。

昔にくらべて近年は、撮影や制作の現場にも女性が増えてきたと話すコイズミさん。とはいえ、ジェンダーなどのバランスが取れている会議はまだあまり見かけないのだとか。決定権のある立場にもっと女性が増えることが大切だと感じるおふたりでした。

番組では、上田ケンジさんとコイズミさんの音楽ユニット「黒猫同盟」による、「ホントのコイズミさん」のために書き下ろされた音楽もお楽しみいただけます。
〈OA楽曲〉DING DONG DASH/黒猫同盟
〈END TM〉Un chat noir/黒猫同盟

【今回のお話に登場した作品】
『ヒヤマケンタロウの妊娠』監督/箱田優子、菊地健雄 脚本/岨手由貴子、山田能龍、天野千尋 2022年
『ヒヤマケンタロウの妊娠』著/坂井恵理(講談社)
『夜が明ける』著/西加奈子(新潮社)
『すべて忘れてしまうから』監督・脚本/岨手由貴子、沖田修一、大江崇允  2022年9月
『すべて忘れてしまうから』著/燃え殻(扶桑社)
『あのこは貴族』著/山内マリコ(集英社)


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パーソナリティー | 小泉今日子
1982年「私の16才」で歌手デビュー。以後、「なんてったってアイドル」「学園天国」「あなたに会えてよかった」「優しい雨」など数々のヒットを放つ。女優として映画、舞台などの出演も多数。エッセイなど執筆家としても活躍中。2015年より自らが代表を務める株式会社明後日ではプロデューサーとして舞台制作を手掛ける。映像制作プロダクション新世界合同会社のメンバーでもあり、2020年8月28日公開の外山文治監督「ソワレ」にアソシエイトプロデューサーを務めた。
株式会社明後日 – asatte Inc.

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