あの時、先生が誉めてくれた言葉。
最初の言葉が見つかると、
そこからトランスレートが始まる!
「ホントのコイズミさん」第108回。ゲストは引き続き、『夢みる校長先生』のプロデューサー・監督を務められたオオタヴィンさんです。オオタさんの作品は、自身が主宰する「まぼろばスタジオ」が窓口となって、自主上映という形で全国の学校や市民会館で上映されています。そうやって、有志の方々のアクションによって、映画のもつメッセージが全国に広がっているのです。
オオタさんは自身の作品を「エンターテイメント・ドキュメンタリー」だといいます。社会のシリアスな面を描き出すのが「北風」なら、オオタさんは社会に希望の光を照らす「太陽」のような作品をつくっていきたいと。その作品には、笑えるシーン、エモーショナルなシーンが自然にあふれだしています。
オオタさんは、コイズミさんのエッセイ集『黄色いマンション 黒い猫』を読んで、これは短い時間で一気に書きあげた作品が多いのではないかと予想します。果たしてコイズミさんの答えは……!? コイズミさんは、子どもの頃、学校の先生に文章をほめられたこと、写生大会でのコイズミさんらしいエピソードを振り返ります。そしてふたりは、今、子どもたちに何が必要かということを語り合います。
『Humankind 希望の歴史 人類が善き未来をつくるための18章』。オランダの歴史家・ジャーナリスト、ルトガー・ブレグマンが描いた一冊。現代はすべて”性悪説”で動いてきたという前提で世界を捉え直します。本作が描いた「希望」はオオタさんにも大きな影響を与えました。オオタさんが持っている本の中にはマーカーがたくさん引いてありました。
オオタさんが子どもの頃から愛読している『みどりのゆび』。フランスの歴史小説家モーリス・ドリュオンの作品です。武器商人の家に生まれたチト少年が、自らがもつ不思議な「みどりのゆび」で、町じゅうに花を咲かせていきます。反戦童話とも言われています。コイズミさんも第52回に登場した絵本・児童書専門古書店「MAIN TENT / メインテント」で購入済みです。
オオタさんの著書『子どもはミライだ! 子どもが輝く発酵の世界』。オオタさんの映画『いただきます』シリーズと『夢みる小学校』制作時のエピソードが満載の一冊。オオタさんが撮った子どもたちの写真の数々は、コイズミさんも絶賛!
【今回のお話に登場した作品】
映画
『いただきます みそをつくる子どもたち』 監督・脚本/オオタヴィン
https://itadakimasu-miso.jp/
『いただきます2 ここは、発酵の楽園』 監督/オオタヴィン
https://itadakimasu2.jp/
『夢みる小学校』 監督/オオタヴィン
https://www.dreaming-school.com/
『夢みる校長先生 〜子どもファーストな公立学校の作り方〜』 監督/オオタヴィン
https://dreaming-teacher.jp/
2023年8月4日(金)からシネスイッチ銀座、アップリンク吉祥寺でロードショー開始
書籍
『Humankind 希望の歴史 人類が善き未来をつくるための18章』(上下巻)著/ルトガー・ブレグマン(文藝春秋)
『みどりのゆび』著/モーリス・ドリュオン 訳/安東次男(岩波書店)
『子どもはミライだ! 子どもが輝く発酵の世界』著/オオタヴィン(木楽舎)
『黄色いマンション 黒い猫』著/小泉今日子(スイッチパブリッシング)
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