ホントのコイズミさん
ホントのコイズミさん
Cover art by KIGI

本を開けば、新しい世界への扉が開く。小泉今日子さんの傍らにはいつでも本がありました。
自ら「本」と「本に関わる人たち」に会いに行き、語らい、紡いでいく……。自分という旅路を歩む者たちの止まり木的存在が、ポッドキャスト番組「ホントのコイズミさん」です。

#120 は2023年9月18日(月)夜 配信開始

#89

言葉はただのツールじゃない、
言葉の背後に世界が張り付いている。


今回のゲスト
穂村弘(ほむら・ひろし)さん 歌人。北海道札幌市生まれ。1990年歌集『シンジケート』でデビュー。『短歌の友人』で伊藤整文学賞、『鳥肌が』で講談社エッセイ賞、『水中翼船炎上中』で若山牧水賞を受賞。歌集やエッセイ集のほかにも幅広いジャンルで活躍中。著書に『本当はちがうんだ日記』『世界音痴』『君がいない夜のごはん』「短歌ください」シリーズ、『おんなじほしをみつめて』『しんかんせん!』など多数。

今回は歌人の穂村弘さん、後編です。話題は前回から引き続き、言葉について。言葉は組み合わせを「発見・発明」していくものだとわかったというコイズミさんの話を受け、穂村さんが最近見つけたおもしろい組み合わせの言葉を教えてくださいました。

穂村さんの著書『はじめての短歌』は、いい歌の改悪例を提示することで、元の歌の良さがよりくっきりみえてくるという内容。「いい言葉のコレクターだから、見せびらかしたくなる」という穂村さんだからこそ生まれた、逆転の発想がおもしろい本でした。「いい詩や短歌は”サラダ”ではなく”たくあん”」と表現する穂村さん。さて、その言葉の意味するところは? 詳しくは番組でお楽しみください!

言葉についてあれこれ語らうおふたり。聴いているうちに言葉の森をさまよっているような気分になりそう。エキサイティングな時間を経て、「自分の辞書」にまた新たな1ページが加わった気がしませんか?

番組では、上田ケンジさんとコイズミさんの音楽ユニット「黒猫同盟」による、「ホントのコイズミさん」のために書き下ろされた音楽もお楽しみいただけます。
〈OA楽曲〉私のおうちの絵描さん/黒猫同盟
〈END TM〉Un chat noir/黒猫同盟

【今回のお話に登場した作品】
『はじめての短歌』著/穂村弘(河出書房新社)
『黄色いマンション 黒い猫』著/小泉今日子(スイッチ・パブリッシング)


「ホントのコイズミさん」ではリスナーの皆さまからの、お便りをお待ちしております。番組や本のご感想、今後の書籍化に期待することなど、なんでもOKです。お気軽にメッセージをお寄せください。

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パーソナリティー | 小泉今日子
1982年「私の16才」で歌手デビュー。以後、「なんてったってアイドル」「学園天国」「あなたに会えてよかった」「優しい雨」など数々のヒットを放つ。女優として映画、舞台などの出演も多数。エッセイなど執筆家としても活躍中。2015年より自らが代表を務める株式会社明後日ではプロデューサーとして舞台制作を手掛ける。映像制作プロダクション新世界合同会社のメンバーでもあり、2020年8月28日公開の外山文治監督「ソワレ」にアソシエイトプロデューサーを務めた。
株式会社明後日 – asatte Inc.

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